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何となく寒さが緩む頃
ナツオの家では毎年恒例のひな祭りパーティーが開かれた
そこにはナツオのお姉さんに呼ばれたさくらもいた
テーブルの上にはちらし寿司とひなあられと甘酒が用意され
更にナツオのお姉さんお手製のケーキがあった
「さくらちゃん可愛い~
こんな弟が欲しかったなぁ…」
「黙れ!」
さくらの目の前でいつもの兄弟の掛け合いが始まる
さくらはそれを見ながら甘酒を飲んでいた
「さくらちゃんってお酒弱い?
もう顔が紅くなってる可愛い~」
そう言ってナツオのお姉さんはさくらにぬいぐるみの様に抱きついた
「…ねぇ、もっと飲んで」
さくらのカップに甘酒が注がれる
まるでボッタクリバーの様なノリにさすがのナツオも姉に怒鳴る
「あらいーじゃん可愛いわぁ~
もう潰れちゃって…」
「そういえば母さんは?」
「さっき近所の人とどっか出掛けたわよ…
…あっ、私も出掛けなきゃ…」
ナツオのお姉さんは慌てて部屋を出た
残ったのはナツオと
酔い潰れたさくら…
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