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ここ最近は中学校へも行かず、僕はハイジの部屋にいた
ハイジの部屋といっても、チームの部屋と言うべきか…
ハイジと2人きりになる事はなかった
いつだって仲間が入り浸り、賭け事をし、酒を飲んだり煙草を吸ったり…
「お前らちったぁ、気ぃ遣ぇやあほっ!」
少しイラついたハイジが、部屋にいる3人の仲間に言った
「…つーか、ハイジが姫連れてどっかいけばよくね?」
「ここハイジのものでもないんだし」
という事で、ハイジと外に出る
久しぶりの空気は都会の排気ガスを含んでいるとはいえ
あの部屋の空気に比べたら美味い
ドォルルルンッ
「乗れよ」
ヘルメットを渡され、僕は不器用にメットを被る
そしてハイジが乗ったバイクの後ろに僕もまたがった
……?!
視線を感じ振り返る
「誰?知ってるヤツ?」
そこにはクラスメイトの佐倉武司が立っていた
「…ううん、知らない」
「しっかり掴まっとけよ」
「うん」
走り出す
ちらっと振り返ると、佐倉が走ってこっちへ向かってきていた
「…やっぱ知ってるヤツじゃねぇ?」
ハイジは低速にし、バイクを止めた
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