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一通り暴れた僕は、力つきてハイジに身を委ねていた
ハイジの自慢の入れ墨には、血が滲んでいた
「…僕にはアゲハって言う兄がいるんだ…」
僕は口を開いた
あの日の事、竜一との出来事…
僕はハイジに打ち明けた
「いたい…」
もう何回目か解らない
「痛いの好きだろ」
押し込まれて僕は、悲鳴を上げる
恐怖…
背後から襲いかかり、獣のように吠える竜一
手足ががくがくするのを感じて、僕は怯えてるのだと解る
ガチャッ
その時、ドアが開いた
そこには硬直したアゲハ…
僕と竜一の遊戯を見たアゲハが…
まだ最中なのに強引に僕から竜一のモノが抜かれる
「…山本…これ…」
「これって、そういう事よ
じゃーまたな、さくら」
アゲハは山本を引き留める事も、僕に触れる事もしなかった
何が何だか解らないような感じで…
ただ、立ち竦んでいた
「それはつまり…」
ハイジが口を開く
「…竜一っつーのはよ、お前を強姦した…」
「……うん」
「なぁんで抵抗しなかったんだよ!」
「…見たかったんだ」
「……?」
「アゲハが傷つく顔」
「……はぁ、お前なぁ…」
「うん、性悪だよ、僕は」
こうして抱きしめられていても、竜一のことを考えてしまう…
僕の初恋は、竜一だったから……
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