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ハイジと寝たのは、初めてだった
普通のえっちって、こんなものか…と思った
カンジはする
だけど、竜一の時のような衝撃さはない
ハイジは優しすぎる…
僕をガラスのように扱う
”キツイか?”
”大丈夫…”
”痛かったら言えよ”
”…うん”
僕を優しく抱くようにして愛してくれた
そして僕は、ハイジに愛されすぎて
学校で首筋に咲いた桜の花びらの刻印を晒す形となった
非常階段から桜を眺める
桜の花びらは儚い命だ
一度咲いたら、後は散るだけ…
”じゃーまたな、さくら”
あれから一度も竜一とは会っていない
…何が、またね、だ…
アゲハへの当てつけだとは解っている
だけどもう一度会えたら…と思う
校外のどぶ川の水面に溜まった、桜の花びらを見て”汚い”と思った
…僕と同じだ…
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