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大通りは街灯やお店の光が煌めき
また、車のライトが行き先に沿って光を走らせる
その様々な光が
道行く人達を照らし
安全さをアピールしていた
僕もその中にいる事で
安心する
だけど
一歩細い道を歩けば
一気に闇に取り込まれ
簡単にのまれてしまう…
「………」
何だか急に怖くなって
僕は急いでアパートに帰った
リビングにある折り畳みの小さなテーブルに
出来るだけのつまみを用意する
時間も人数も解らなかったため
早めに準備して待っていた
凌は時々後輩を連れてくる
そしてこの部屋で飲み明かして帰っていく
その時の空気感が
何だかハイジがいた頃の溜まり場の様で
僕は懐かしさを感じていた
…姫!
ハイジの女ってだけで
チームの一員でもない僕を受け入れてくれた
…お前ら、ちったぁ気ぃ使えや!
中々二人きりになれなくて
ハイジが仲間に怒鳴る
あの時のハイジは
顔を真っ赤にしてて
そわそわしてて……
結局ハイジのバイクでドライブしたんだっけ…
過去に浸っていると
チャイムが鳴った
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