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【百人一首】人はいさ…(14〜17話)
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人はいさ 心もしらず ふるさとは
花ぞ昔の 香ににほひける
貴方は、さて、(心変わりなさっているか、どうか、)お心は分かりません。(私には冷たくなられた様ですが。)
昔から馴染みのこの場所では、梅の花(だけ)が昔と同じ香りで匂い、美しく咲いている。
黒木が、野川に対する恋心を自覚して避け始める頃に、本文ではなく、タイトルに使用した、和歌です。
作者は、紀貫之。
人はいさ、と先ずは野川が黒木の真意を測りかねる意味合いで使いました。
心も知らず、まで含んだ意味合いです。
心も知らず、と次に黒木の心情を表すに丁度いい言葉かな、と続ける事にしました。
歌の解釈と無関係ですね。
黒木自身の心だけでなく、野川の心まで含んだつもりでした。
花ぞ昔の…、というのは、小夜子を指します。
歌の解釈はかなり関係なくて、ここでは時が止まった様な野川の生活の違和感を感じていただけたらな、と思っていました。
そう言えば、なんですが。
小夜子さんは「さよこ」と読みます。
つい最近になって「さやこ」とも読める事に気付きました。
言葉足らずで申し訳ありませんでした。
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