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抜き身の狂気を ちょっとタメサセテ欲しいの
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うらたside
短くもない距離を歩いて行くと前の方から白狼の服を着た真っ赤な頭をした男と綺麗な金髪の男が歩いてきた
あ「あれは…白狼…」
う「今日こそ…殺す」
全速力で相手の方へと駆けていく
それに気づいた相手も刀を抜きこちらへ寄ってきた
さ「粛正したる!」
セ「さかたん行くで!」
まだ刀が届く距離には入っていない
遠距離戦なら銃のほうが有利だ
俺と天月は銃口を相手に向ける
最初に放ったのは天月だった
俺もそれに続き撃とうとした…が撃てなかった
赤い髪の男を見据えた瞬間何故かすごく懐かしい気分に襲われた
あ「何してるの?殺らなきゃ殺られるよ…それに幹部に壊される」
う「わかってる」
落ち着きもう一度銃口を向けた
そして相手に放ったが当たることはなかった
赤い髪男の頬を掠り後ろへととんでいく
あ「?!どうしたの?紅椿一番の銃の使い手なのに…」
う「わからない…」
撃ち抜くことができなかった俺とは裏腹に天月は金髪のほうの肩を貫いていた
完全にこちらが有利になったと思ったのもつかの間
もう既に刀の届く範囲に赤い髪の男は来ていた
う「ぐっ?!」
少し油断をしたら肩を切られた
さ「消えろ!消えろ!消えろ!悪全て!」
首もとに刃が届きそうになった瞬間天月が体当たりをしてきた
否、突き飛ばされてぶつかってきた
赤い髪の男を軽くあしらい天月に駆け寄った
う「大丈夫か?!」
あ「っ…うん、大丈夫…」
体勢を立て直すと俺は赤い髪の男のこめかみに天月は金髪の男のこめかみに狙いを定めた
けれどこちらに勝利の女神が微笑んだというわけでもなく俺の首には刃が当てられていた
天月のほうもほぼ同じ状態
一触即発というやつだ
しかし俺はこんな危ない状態だというのにも関わらず懐かしさを感じていた
昔、どこかであったことがあるような
“初めて”という言葉はしっくりこないようなそんな感じだった
そう思った直後激しい頭痛に急に俺を襲った
う「痛い…ぐっ…うぁ」
呻いていると同じくらいに相手から息を飲む声が聞こえてきた
さ「っ…嘘、やろ?」
Continued on next page
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次の話は坂田sideでいきます
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