アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
奪い合うために 殺し合うために
-
うらたside
坂田が何かと葛藤している最中に後ろに行きまだうまく体の動かせない金髪の男を撃ち抜いた
その音に坂田が振り向くとその瞬間絶望した顔になる
だがその顔も瞬時に怒りに変わり俺を睨み付けてくる
う「どうした?」
さ「よくも…センラを!」
う「お前がしっかり周りを確認していればこんなことにはならなかったんじゃないのか?」
さ「っ!」
う「悪いけど俺はもう退かせてもらうわ天月も重症だしな」
さ「待てや!」
坂田が伸ばしてきた手をかわし天月を抱き抱え朝日に背を向けてまだ暗い方へと走り去って行った
坂田side
うらさんのせいでセンラは死んだ
Q.殺したくない?
A.誰を?
Q.守りたい?
A.誰を?
Q.許す?
A.どうやって?
Q.悲しい?
A.わからない
Q.憎い?
A.憎い
Q.粛正
A.できなかった
Q.役目
A.果たせなかった
Q.使命
A.果たせなかった
Q.仲間
A.守れなかった
Q.憎い?
A.ニクイ
Q.誰が?
A.うらさん
Q.悪いのは?
A.うらさん
Q.殺す?
A.殺す
Q.悪いのは?
悪いのは…しっかりしていなかった自分
だけど殺したのはうらさんで僕は殺してない
だからうらさんが悪い!
A.変わらない
さ「絶対ニ…コロス」
暫く時間を置いて冷静になった
だけど最後の決断だけは何があっても変わることはない
見開いたままのセンラの目を閉ざし抱き抱えて本部に戻っていった
なぜかはわからないけどその時不思議と涙は出なかった
Continued on next page
_________________
次は紅椿内での話になると思います
じゃあ楽しみにしててくださいね!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
20 / 23