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それから暫く出口を探したが
…見つからなかった…
割れた窓の上の方の一部から
僅かに光が射し込むのが唯一の希望だった
もしかしたら誰かが
ここを見つけてくれるかもしれない…
「食料は充分にあるよ」
冷静な男は厨房で何やらやっていた
「だけど、限りがあるなぁ…」
独り言のようにそう呟くと、ミネラルウォーターボトルを取り出し
ゴクリ…ゴクリ…、と音をたてて飲む
ごくっ…
急に喉の渇きを感じ
水が欲しくなった
「はやとも欲しいか?」
男はニタリと笑った
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