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僕の頭上に
ひとすじの光がある
希望の光
救助があるなら
あそこからだろう…
しかし、もう何日が過ぎたと言うのだろう
どうして救助が来ないんだ…
差し込む光は眩しくて
僕は目を閉じた
「…おい」
体を揺すられる
「はやと、起きろ」
耳にした声に、僕は飛び起きた
「祐輔…」
目の前には、待ち焦がれていた祐輔の姿だった
目頭が熱くなり、わずかながら涙が滲む
「大丈夫か?」
「…ん、祐輔は?」
そう言った後、男の存在を思い出す
「祐輔、店長が…」
「…ああ、大丈夫だ」
言いながら、祐輔は着ていたパーカーを僕の体にかけた
「変態糞豚野郎は、そこでのびてる」
「祐輔…」
「逃げよう」
祐輔が僕の手に縛られた紐をとき、僕の手を握った
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