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蹲ってるユウトさんを跨いで姿を現したのは
「大丈夫?」
「…あ、え…」
目を引くホワイトアッシュの髪をしっかりセットして、ピアスやブレスレットのアクセサリーを散りばめて、大きな栗色の目に透き通ってる肌。いわゆるイケメンで美男子だった。
「口回ってないけど。変な薬でも盛られた?」
(あれ…この人どこかで…)
「…ねえ?聞いてる?」
「……あ、さっきのバーにいた人!…です、か?」
勢いよく顔を上げて見つめたら、ちょっとびっくりした顔で俺のことを見た。
浅い記憶だけれど、覚えてる。
俺たちの反対側のカウンターに立ってたバーテンダー。見た目が真っ白で綺麗だったから印象強かった。
「…そうだけど、僕の話聞いてた?」
「え、あ…ごめんなさい、聞いてなかったです…」
「変な薬でも盛られたの?って」
白い人は子供をあやすみたいに俺の前にしゃがみ込んで俺の顔を覗き込んだ。
(うわ…)
こんなイケメンに上目遣いなんてされたことないから少しドキッとしたけどぶんぶんと頭を横に振って振り払い「盛られてないです」と小さく告げた。
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