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そのまま持ち上げようとした、んだけど
「あだだ…っ」
「うわぁ?!」
一瞬浮いた身体がそのままお湯の中に落とされる。
いい雰囲気だったのにムードもクソもなくなった…
「っぷは…!」
「ごめ、大丈夫?」
「おま…いきなり落とすなよ!」
鼻にお湯入った…
じんじんする鼻を押さえて軽く睨みつける。
玖音は苦笑いしてお手上げ状態だった。
「ごめん、思うように力入んないや」
「あ…」
あ、そういうことか…
全身筋肉痛でまともに身体動かせないのだろう。
玖音が大きくため息をついてお湯に浸かり直す。
「今日姫納めで姫始めって思ってたんだけどな」
「姫…っ?!」
「まともに出来なさそう」
ぎゅっと後ろから腕を回されて抱き寄せられる。
大人しくその腕の中に収まるけど…言葉の意味を考えて悶々とする。
…つまり今日…しないってこと?
そう思うとちょっと気持ちが沈んだ。
別に一緒に寝るだけでも幸せなんだけど…せっかく旅先だし、…本音はしたい。
けど玖音に無理させたくないし…
「……あ…」
ふっ、と一つの考えが浮かんだ。
戸惑ったけど…俺が全部してあげればよくないか?
そしたら玖音にいつも貰ってるもの少しくらい返せるし…
玖音もきっとしたいことに変わりないだろうから
恥ずかしいけど
後ろ手に玖音の反応しかけてるモノに手を触れるとびくっと反応して身体を引かせた。
「ちょ…和くんだめ」
「……俺が、するから」
「え?」
「…全部俺がやるから、…しよ…」
意気込んでたのに出た声が小さくて、さっきまでの勢いがなくなっていく。
きっと物欲しそうな顔をしてたと思う。
だって…こんな旅先で、二人で、我慢できるわけない。沢山したい…
玖音は驚いた顔をして、くしゃっと髪を搔き上げて眉を下げた。
「…ほんと淫乱でえっちで可愛い」
「ん…っ」
奪う深い口付けに脳が溶けそうになる。
動く度にちゃぷんと水音がしてお湯が外に漏れていって辺りを濡らして…
気づいたら向かい合う形で俺が立ち膝で玖音の上に座って背中を引き寄せられて夢中でキスを繰り返してた。
ちゅっと吸われて唇が離れて近距離で玖音を見下ろす。
「…じゃあ任せようかな」
「っ…、…うん」
エロくてぎらついた目にごくんと息を飲んだ。
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