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1. いつもの朝
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「……起きろ、
…………早く…………起きろってば」
こんな、朝早くに僕を起こすバカは誰だろう。
めんどくさい。
無視しよう。
僕は、僕を起こそうとする声を無視して眠りにつこうとしたが、それは叶わなかった。
「いい加減にしろっ!!
悠!!」
朝から、怒鳴り声をあげて布団を剥ぎ取るこの人物。
そう、僕の幼馴染の田村 哲矢 タムラテツヤ。
そして、僕は一宮 悠 イチミヤハルカ。
こういうの、紹介するのもめんどうだよね。
まぁいいや。
僕は、これ以上哲矢に怒鳴られないためにゆっくり体を起こした。
「おはよう、哲。」
「やっと、起きたのか悠。
今日は、入学式だぞ。
入学式早々遅刻は、まずい。
用意、手伝ってやるからとっととちゃんと目を覚ませ。」
僕は、あまりにも哲矢が早口で言うものだから理解するのに時間が少しかかってしまった。
とりあえず、今日は入学式。
入学式から遅刻をするのは、良くないから早く用意をしろって言うわけだよね。
好きで、入学するわけじゃないのにな〜。
本当にめんどくさい。
僕は、哲矢に手伝われながら1時間かけて用意をしたのだった。
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