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「親父、2年前から恋人いたんだって」
「よかったやん!」
春輝は笑顔でそう言ってくれた。
続けて、ニヤニヤしながら
「どんな人?別嬪さん?」
と、聞いてきた。
「いんや、男だった」
春輝は目を丸くする。
「父ちゃんもそっちやったんか」
春輝は俺が男女共に対象ということを知っている。
妙に納得したように頷いて見せた。
「まだ相手がどんな人か分かんない。そこまで聞けてないよ」
「そっかぁ~。そんで、俺はもっぱつ聞きたいことがある」
「ん??」
「父ちゃんって……ネコ?タチ?どっちなん?」
「ぶはっ」
ニタニタしながら聞いてくるもんだから
口からビールが吹き出した。
「ちょっ、汚いわ!」
ちょっと面倒臭そうに、でもニタニタしたまま
吹き出した液体で汚れたテーブルを拭いてくれる。
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