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初めての-11 (R18
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ただ、ただ気持ちいい。
「…っはぁ!……あ、でちゃ、ぁ…も、離し…てぇ…」
元々熱かった身体は直ぐに上り詰め、精を吐き出そうとビクビクしてしまう。
でも、奏様の手の中になんて、できるわけが無い。
必死に我慢していると、急に先の方に爪を立ててきた。
「……ひっ、ぃ!……だぁ…っめ…ぁ、ぁ、っぅーー……!」
強い刺激に堪らなく吐精してしまった。
目の前に星が散らばり、頭が真っ白になる。
どうにか快感に耐えたくて、身体が丸くなってしまう。
「……ひぅ、ぁ……」
「…よく頑張ったな。…もう終わったから、休め」
丸まった背中を撫でられるが、それも達したばかりで敏感になった身体は酷く感じてしまう。
一度出し、頭が幾分かスッキリした事で自分がやってしまった事に気づく。
(奏様の、手に…出してしまった……)
間違いなく発情期が来てしまった自分は、もう、側にはいられない。
急にハッキリする事実に、羞恥と寂しさで涙が溢れる。
「……泣くな、澪。もう、眠っていいぞ」
嫌だ、もう奏様の側にいられないなんて。
私には貴方様だけなんです。
(……離れたくない。私には貴方様の居ない世界など意味が無い……でも、私には、発情期の来てしまった私には、そんな資格なんて無い……)
「…………明日、澪に話がある。」
背中を一定のリズムで叩かれ泣きながら朦朧としていると、奏様が真剣なトーンで話してきた。
……契約破棄のことだろうか?
また、涙が溢れる。
「今日はもう寝ろ、側にいてやるから」
意識が沈んでゆくなか、奏様の表情が切なそうに見えた……。
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