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過剰摂取-2 Side奏
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もう既に手足には痺れて力が入らないし、頭痛と吐き気も凄い。
振り切れそうな理性を何とかしようと澪のうなじに向きそうになる自分の犬歯で腕を噛んだ事で多少なりとも出血した。
おかげて痛みから意識はハッキリしたが………怖がらせただろうな。
澪の怯えた目は結構しんどい。
ああでもしなきゃとっくに理性なんてブチ切れて、澪を力任せに本能のままに犯してしまっていた。
俺は他のαとは違って、+αという『人種』だ。
ただただフェロモンの量が濃く多いわけではなく、力は桁違いに強いし普通より陰茎も大きい。
力加減を誤れば喧嘩相手は直ぐに骨折してしまうし、常にフェロモン量を出来るだけ抑えていなければβにすら影響力を持ち、失神させてしまう事がどれほど迷惑なことか。
初等部の頃に父親と医者から受けた説明にはそうあった。
そんな俺が、普通のΩを、ましてや初めての発情期でパニックになっている澪に本能のままに犯してしまえば当然朱目で支配する事で逃げられなくなり、澪は最悪トラウマを抱え、理性が保てなければ力加減を誤り、骨折もさせてしまうだろう。
怖がられるなんて、もっての外だ。
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