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過剰摂取-10 Side奏
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『怪我はないけど熱が有るね。Ωは皆初めての発情期には熱を出すから、安心して。………それと奏、体ぐらい拭ってあげなよ……服も着替えさせて。あれじゃ余計に風引くよ』
「今やろうと思ってた……あの、その……なんだ、お湯ってどうやって沸かすんだ?」
俺は動くのも辛かったというのに、白は同じΩだからか完全に澪の味方らしい。
『……はぁ、澪ちゃんは奏を甘やかし過ぎだね……準備はするから、体拭いてあげて。服も着替えさせて』
……白に憐れみの目を向けられ、次からは見様見真似ではなくちゃんと澪から習おうと心に誓ったのは恥ずかしくて誰にも言えない。
白は手早く熱めのお湯とタオル、澪のクローゼットからゆるいスウェットを持ち出し澪が眠る寝室へ行く。
当然俺もついていくが、正直役に立っていない自分が情けない。
『……今の、覚えてね。番になったら、発情期中の身の回りの世話は奏がやるんだよ?……頑張って。じゃぁ、戻るから。ちゃんと休ませてあげてね』
なぜあんなにスムーズに着替えさせられる?
いや、脱がすのはできるが着せるのは、な……。
澪の裸を白とはいえ見せたことに今更ながら腹が立つ。
汗も涙もその他の体液も綺麗にされた澪は、先程よりも気持ち良さそうに寝息を立てている。
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