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初めての男-4
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何か気に触ったのだろうか?
「ぁっ…!」
私の顔は今、汚れているはず。
多分血も出てる。
そんな汚い顔で恩人と話ていたなんて恥ずかしい。
袖でゴシゴシと顔を擦った。
傷がズキズキと痛む。
「ぉ、おい!何してんだ!?」
今迄ボコボコにされる運転手の男を見ていたのに急に怒鳴られ、腕を掴まれる。
「化膿したらどうすんだ!」
その声が先程の男と被り、体が震えだす。
「っ、すまん………」
恩人は震えだしてしまった私に謝ると、私を近くの縁石に座らせようとハンカチを敷いてくれた。
「も、申し訳ございません………こんな、助けて…いただいたのに………」
「いいんだ、怖くなって当然だ。でも傷は擦るな、化膿するし跡になる。………それとこれ、来てろ」
肩に恩人が来ていたパーカーがかけられた。
改めて自分の体を見ると上着のボタンが全て取れていて前は丸見えに、ベルトも無くなりズボンのチャックまで降ろされていた。
彼のパーカーはとても大きくて、すっぽりと体を覆った。
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