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運命の番-6 (Side 翔)
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話している間も澪から目が離せなかった。
あぁ、本当に今日はツイている。
ホテルに泊まるという澪を半ば強引に理由をこじつけ自宅へと誘った。
風呂に入るときならばプロテクターは外すだろうから、そのときにまた何か理由をつけて番になってしまおう。
自分でもゲスだと思うが誰かに取られる前にその項を噛みたい。
押しに弱そうな澪なら、許してくれるはず。
なるべく警戒させないように会話を楽しみながらボスの元へと帰った。
だが、そこで知ったのは澪とボスが知り合いと言うことだった。
澪はあれ程の顔立ちだが、傲慢に振る舞うこともなく誰からも好印象を向けられる人だ。
きっと、αのボスたちも狙っていたのだろう。
横取りされてたまるかと威嚇フェロモンを薄っすらと漂わせながらボスに食って掛かるが、やはりボスたる所以の濃密なフェロモンで軽くあしらわれてしまった。
ならば澪に選ばせようとなるべく真剣な目で話しかけると、澪は微笑んで俺を選んでくれた!
勝ったと心の中でガッツポーズをし、早速連れて帰ろうとするがまたもやボスに止められてしまう。
だが今度の理由は至極まともな理由で、Ωにとって何が必要なのかわからない俺は、夜神という上流階級に君臨するボスが知っているΩについてのことは任せる他なく、一日だけここに置くことにした。
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