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俺の家族-4 (Side 奏)
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「だめだ、澪は今体調を崩してるんだ。メールもした通り、発情期もきた。暫くはここで様子を見る」
「ケチねぇ……」
桜姉さん口は尖らせて言うが、駄目なものはだめだ。
発情期が来たなら直ぐにでも番にしたいという理由もある。
今までズルズルと先延ばしにしていた……告白も今度こそやってやる!
まずは絶対に断るであろう澪の説得をして番なる約束をする。
Ω側の発情期でなければうなじを噛んでも番関係は成立しないからな。
「この場での発言をお許しください……」
「なんだ、雅?別に話しても構わんぞ」
父さんの側に立って待機していた雅さんが口を開いた。
「澪は本当に発情期がきたんですよね?……それならば何故、この様な時期に?」
「言われてみればそうだな、奏、なにか心当たりは?」
普通は13歳までにくるはずの発情期が澪には来なかった。
「奏君、そのことについて少し話がある。僕と話をしてからでいいかい?それから、君の腕の怪我と白から聞いた多量摂取についても」
柔和な笑顔でピリピリとしたフェロモンを出している蒼さんに冷や汗が止まらない。
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