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姉と父-2 (Side 奏)
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「いや…何でも………うぇ…」
酔った気分だ。
「椿、それ賛成よ!」
「良いわね、それ!この間、澪ちゃんに似合いそうなふわもこニット見つけたのよ!」
すっかりフェロモンを仕舞い込みさっきの雰囲気なんてどこに捨てたのか、キャッキャと騒ぎ出す姉たち。
澪の普段着ている私服は全て姉さんセレクトだ。
俺の扱いはかなり雑な癖に、澪にだけはとことん甘い。
なんか俺、損してないか?
「と言う訳で奏!!
さっさと澪ちゃん説得して夕食につれてきなさいよ?!」
「なっ!?」
俺は澪に留まる決心をさせたら告白して事に至ろうとしていたのに………。
「あぁ、ヤるのは後にしてね。私達だって澪ちゃんのこと好きなのよ?選ばせてあげたいわ、アンタみたいなヘタレより私の方が頼りになるじゃない?」
「いくら椿姉さんでも言っていいことと悪いことがあるだろう!!」
「ホントの話よ。私達だってαよ、あんなに可愛いΩを狙うのは当たり前ではなくて?」
「桜の言う通りよ。自分だけが特別だなんて、まさか思ってないわよね?」
「椿も桜も、やっぱり狙ってたのね……ま、奏には負けないわ」
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