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姉と父-4 (Side 奏)
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「澪は渡さない……!」
「何よ、ヤル気?」
俺がどれだけ澪を好いているか知っているくせに……!
フェロモンを漂わせ始めた姉たちに対抗して、極力薄くして俺も出し始める。
「喧嘩をしてはいけませんよ」
その時、お盆でゴンッと頭を叩かれた。
「何すっ!………雅さん……」
行き場のなくなったイライラをぶつけようと振り向くと、そこには呆れた顔をした雅さんが立っていた。
「奏坊ちゃん、そのような安い挑発にノッてどうします。貴女方も悪戯に気が立っている奏様を刺激するのはお辞めください」
は?悪戯に?
「ごめんなさーい……だってもどかしいんだもん…」
菫姉さんが口を尖らせて言った。
「は?冗談………?」
「アンタは本当に澪ちゃんの事になると見境がないわね………嘘よ、澪ちゃんが欲しいなんて」
「嘘かよ!?焦ったじゃねぇか!」
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