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1週間後
「こんにちは〜。気分屋さんいますかー?」
女の子が半信半疑で再び訪れた。中に入るとまたも氷雨はお茶を飲んで寛いでいた。
前回同様赤鬼とジェフがどかされた椅子に女の子が座る。
「それで、攻略出来たんですか?」
早速、本題を切り出すと氷雨はニタァと笑った。
「当たり前だろ。公開情報を見てみろ」
言われた通り目の前にいる氷雨の公開情報を見てみると攻略フロア109階となっていた。
公開情報とは、その人のプロフィールみたいな物でどこまで公開するかは本人が選べるが情報の詐称は出来ないしくみになっている為、公開情報に載っている事はほとんど信頼できるものになっている。公開情報は、相手を長く見据える事で簡単に見ることが出来る。
「ほんとだ〜。凄いですね、気分屋さん!」
「こいつは、やれば出来るからな」
「中々やる気になりませんけどね」
「るせーよ、お前ら。そんで?取り敢えずなんでも良いからユウトさまの情報を集めてくればいんだよな?」
「はい!一般的に知られていない情報やショットが欲しいです。なのでより身近にいられる様に潜入捜査をお願いします」
「潜入捜査〜?俺がそのギルドに入れってか?」
嫌そうな顔をする氷雨。
「はい。しかも女の子でお願いします」
「はぁ!?なんでだよ!」
「気分屋さんは、結構有名人ですので顔が割れている可能性があります。目立つ格好もしていますしね。だから、女装して潜入して欲しいんです」
「一理ありますね。氷雨は、中性的な顔ですし似合うと思いますよ?」
「お前面白がってるだけだろ」
「私は先住民の為、あのギルドに入れません。そう言う点でも気分屋さんにお願いしたいのです」
それにと女の子の話は続く。
「内容によっては、報酬をもっと弾みます!ふさ丸の握手会のチケット欲しくないですか?」
チラチラとチケットを揺らして言う女の子に欲しい!と言って飛びついた。
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