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翌日
すーすーするなー。よくこんな格好して歩いてられるよな。女ってすげー。
氷雨は言われた通り女装をしていた。魔法少女っぽい格好をし、膝上のスカートが心許ないのかぐいぐい下へと引っ張っている。その上に顔バレしないようにマントを深く被り右手にはごつい杖を持っていた。
女の子から聞いた話だと2階にある冒険者ギルドで希望の光の入団者の募集をしているらしい。
冒険者ギルドとでかでかと書かれた看板を見やり中へと入ると冒険者達がチラホラと中にいた。掲示板へ歩み寄ると討伐依頼の紙が貼ってある中に希望の光の入団募集の紙を見つけた。
カウンターにいる女性の元へ近寄る。
「あの、希望の光に入団したいんですけど…」
女の子とジェフ、赤鬼にこの依頼中は敬語で話す様にとキツく言われた為、忠実に守り慣れない敬語で話す。
「はい。希望の光に入団希望の方ですね?あそこのギルドは、移住民限定ですがお間違いないですか?」
「はい、大丈夫です」
「では、公開情報にアップお願いします。それと今迄の討伐履歴も一緒にアップして下さい」
目の前のモニターをいじり始めた女性は、氷雨の公開情報を確認すると絶句する。
そして、失礼しますと言い奥の部屋へと消えて行った。数分後、女性がにこやかに戻ってくる。
「希望の光のソルビル団長と今しがた連絡が取れました。明日からギルドにお越しくださいとの事です。こちらが待ち合わせ場所になります」
個人メール宛に待ち合わせ場所の詳細が送られてきた。それを確認すると氷雨は冒険者ギルドを後にした。
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