アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
24.
-
周囲を見回して見ると結構な人が集まってきていた。年齢は、子供から大人まで多岐に渡り多くの人で溢れかえっている。
相変わらず、優人の周りにはファンがごった返しており丁寧に対応をしていた。
ふと、その奥で子供達が風船を持って駆け回っているのが見えた。元気だなと思いつつ眺めていると1人の男の子の風船が飛んでいってしった。その男の子が風船を追いかけて近くの柵に乗り出してしまう。
その柵の下には人や乗り物が多く行き交う道路があった筈だと思い出し危ない!と思わず声を出してしまう。
その言葉に反応した優人が一気に駆け出す。氷雨も追うように走り寄ると、優人が落下する男の子をキャッチし15メーター以上ある下に急降下しているのが見えた。急いで浮遊魔法を起動し着地時の衝撃を抑える。見事無事に着地した優人達に周りの人が安堵する。
しかし
ブブブっー!!!
とけたたましい音を鳴り響かせながら大型の商業馬車が走りこんできた。
馬車は、もう既に直前。誰もが轢かれると最悪な状況を想像し目をつぶった。
だがいくら待てど想像していた衝撃音が鳴らない。おかしいなと思い目を開け見て見ると優人達の脇ギリギリを馬車がかすめて止まっていた。どうやら難を逃れたみたいであった。
助かった事を理解した男の子が、優人に縋り付き大泣きし始める。周りは、優人の行動に大きな拍手を送りますます優人のファンが増えた様であった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
24 / 126