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潜入捜査残り3日
今日は朝からこの前希望の光が解放した109階に来ていた。1週間以上経つが未だこのフロアは攻略されていないらしい。希望の光以外の複数の先鋭ギルドが捜索しているにも関わらずまだラスボスの位置さえ分かっていないとの事であった。
そこで今回はいくつかのグループに分かれラスボスの位置把握と制圧活動をする事になる。
そして…何で俺はこいつと一緒なんだ?
良いか悪いか今回のグループには、優人がおりげんなりしてしまう。ソルビルは、別グループらしい。
前衛の優人筆頭に守備のアシュビ、後方支援のハンナと氷雨の4人で今回は行動を共にする。
アシュビは、ガタイがよい体に磨きぬかれた鋼の鎧を纏った大男で左手に大きな盾を持って、よろしくな嬢ちゃんと挨拶して来た。
ハンナはピンク色の髪で可愛いらしい顔をしており氷雨よりじゃっかん背が高く背中に弓矢を背負っていた。そして、氷雨ちゃんよろしくねーと腕に絡みついて挨拶してきた。
どちらにも宜しくお願いしますと挨拶をすると、早々に出発となった。
109階は、ジャングルみたいなフロアでまだ攻略してない為草木が生え放題になっていた。その中を草木を分けながら奥へと進んでいく。今回は、まだ踏み込んだことがない道を行くらしく情報開示されているマップを頼りに奥へと進んで行く。
「氷雨ちゃんが、うちのギルド入ってきてくれて良かったよー。女子少ないから仲良くしてね」
「まー無理もないけどな。うちのギルドあんまり、女子を取らないようにしてるからな」
「ソルビル団長が女性を苦手にしているとか、ですか?」
「いやー団長って言うより…」
ハンナの視線が1番前を歩く優人に向けられる。対して優人は、尚無言で歩き続ける。
「あーなるほど…」
さしずめ優人のファンが紛れ込んでくる事が多いからって所か?
「だから、嬢ちゃんは貴重だな。副団長に惚れるなよ〜?」
アシュビがウィンクをかましてくる。
「ハンナさんは、惚れないんですか?」
「え?私?私は、男としてみてないからなー。戦友って感じ」
「なるほど…」
「それに…」
開けたところに出たと思ったら崖にぶちあたった。
「行き止まりだ。迂回するぞ」
優人が、淡々と指示し歩き始める。
「副団長って、なんかとっつきにくいのよね〜」
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