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「大丈夫ですか!?今治しますからねっ」
腹部に木が刺さり大量出血している男に第1位治癒魔法をかける。数秒で穴が埋まり出血が止まった。男性は安心したのかそのまま意識を手放してしまった。
何度か繰り返していると唯一氷雨だけが使える第1位治癒魔法で重症人を治しそれ以外の軽傷の人は救護班が担当する流れになっていた。
「氷雨ちゃん、大丈夫?疲れてない?」
「いえ…私はまだ大丈夫です」
第1位魔法は、効果が大きい分消費する魔力量が大きい。その為氷雨の魔力枯渇を心配して声をかけて来たのだろうが、氷雨の魔力量は膨大な為まだまだ余裕であった。
魔力は大丈夫だが、これじゃあ埒ががあかねぇ…
完治した者が参戦しにいくが、怪我をしては離脱しの繰り返しであった。
ちっ…あまり目立ちたくないんだがな…
「すいません、私、あっちに参戦して来ます。ここをお願いします」
「え、氷雨ちゃん!?」
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