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壊れたグラスを持って廊下を歩いていると向こうから希望の光副団長の優人が現れた。
内心焦ったが今は給仕の格好をしている為大丈夫であろうとそのまま素通りをする事に決める。
通りすがりに会釈し優人とすれ違った。しかし、後ろから強い殺気を感じ前方に大きく空中回転する。
優人と向き合うと、剣で氷雨に後ろから斬りつけて来たようであった。
「お前、ここで何してる?」
「何してるってゆーのは、こっちのセリフだ。後ろから斬りつけて来るなんて物騒じゃねーか」
「うるせぇ。俺の質問に答えろ」
氷雨はため息をつくとくるっと周りスカートを持ち上げる。
「見て分かんねーのかよ?お仕事だよ」
「つくづくお前は女装が好きなんだな?」
「何を着ても似合うもんでな」
「ちっ、お前と話してると拉致があかねぇ。お前が女装しようと勝手だがまた俺たちの邪魔すんじゃねーぞ?」
そう言うと優人は去って行った。
「助けてやったの間違いだろーが」
優人の背中に思いっきりあっかんべーをするとまた散らばったグラスを集めるのであった。
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