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「気分屋っ!どこに行くんだ!?」
城内に戻ろうと走っていると後ろから優人が追ってきた。
「何だ?追ってきたのか?優人サマ」
「っ…良いから俺の質問に答えろっ」
「はぁー。今からアンドレアの元に行く」
「それはダメだ」
そう言うと後ろから優人が斬りかかってきた。それを交わし優人と向き合う。
「どう言う事だ?やっぱりお前はそっち側だったのか?」
無いとは思っていたがこいつらも、アンドレアを狙う1人だったって事か…。
「どうもこうも無い。お前をアンドレアの元へ行かせるわけにはいかない」
優人が剣を構え直し氷雨に向き合う。氷雨は苛立つ気持ちを抑えながら優人を睨みつける。
「お前には俺を倒せないと思うぞ?」
「時間稼ぎくらい出来るだろ?」
氷雨は、鼻で笑う。そして優人の足元を目掛けて氷魔法を掛けた。それをジャンプする事で優人が交わしたが飛躍している優人目掛けて氷は追いかける。それを剣で真っ二つに裁断しながら着地した優人にニヤリと笑いかける。
副団長してるだけはあるな。
「お前らがそっち側だと思わなかったな。正直言ってがっかりだ」
「そんなのお前には関係ない」
そう言うと再び斬りかかってきた。それをすんでの所で交わし回し蹴りを食らわす。剣で蹴りを受け止めた優人だったが、その隙に優人の間合いに入った氷雨が腹に一発食らわした。
うっと唸り膝をついた優人。
「すまん、お前と遊んでる暇ないんだわ。じゃ」
片手で謝罪ポーズをとり氷雨は優人を置き去りにしアンドレアを探しに向かった。
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