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「氷雨様、ここは私が」
ヨンヒが一歩前に出る。そして先程まで何も感じなかったヨンヒから強い殺気が溢れ出てきた。
執事服の上着が全て破れちり、逞しい肉体美が露わになる。
リアルで初めて見たな〜等思いながらここはヨンヒに任せることにした。
ヨンヒの変貌に相手は多少怯んだが剣を構え直し自身を奮い立たせる。
雄叫びをあげながら向かってきた3人を華麗に交わし一発ずつ腹に決める。うっと腹を押さえ、どうにか持ち堪える。近距離では敵わないと思った1人が拘束魔法でヨンヒを捉える。そこを2人が攻めてくる。
「生温いですな」
力技で拘束をとき1人の顔を掴むと魔法使いに投げ飛ばした。
「なっ!」
もう1人は、剣先を掴み素手でへし折った。その剣先をその者の顔をギリギリ交わす形で投げ飛ばす。少し顔をかすったのか血がうっすらと見える。
剣が折れた者は戦意を失い2人を残して走り去って行った。
やれやれと肩を竦んだヨンヒに拍手を送る。
「お見事〜」
「恐縮です」
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