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氷雨をベッドに降ろした優人は、ため息をついた。
「お前、勝手にテーブルの上のお菓子食べたな?」
「…すまん…」
正直に認めると益々深いため息をつかれた。やはり原因はあのクッキーにあったらしい。どう言うことか説明してくれと表情で訴える。
「恐らく俺に媚薬入りのクッキーを食べさせてその光景を収めようという魂胆だったんだろ」
過激なファンの行動に言葉が出ない。
「カメラは、事前に回収しといたから大丈夫だとクッキーを放置してた俺も悪いが勝手に食うかよ?」
「…すいません…」
優人の説明によると媚薬が入っていたクッキーを食べたせいで氷雨の体が熱を持っているという事であった。
「まあ、抜けばなおんだろ」
「抜く?」
「はぁ?お前抜いた事ねーのか?」
「嫌、あるけど…そんなした事ねーし」
性欲が元々薄い氷雨は自慰行為を数える程度しかした事がない。
またまた重たいため息をついた優人は、ベッドに乗り上がってきた。
「元はと言えば俺のファンの仕業だしな…手伝ってやるよ」
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