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10分程度で起き上がれるくらい迄回復した。
「…何で助けに来た?」
「開口一番それかよ。うちの居候は、可愛くないねー」
「うるせー。俺は移住民だ。あいつらが言っていた様に見捨てても生き返る。なのに、何で来た。お前は分かってたんだろ?あいつが山賊だって」
「それこそ、俺も言っただろ?命に軽いも重いもないんだよ。生き返れるからってお前の命を見捨ててもいいのか?俺にはそんな事出来ない。それに、あの女が山賊かどうかは分からなかったがどこか怪しい雰囲気があったからな。気になって見に来ただけだ」
確かに妹を助けてくれと気分屋に乗り込んで来たは良いが、洞窟に入る直前で足手まといになるからと躊躇したのはおかしかった。俺の妹であれば居ても立っても居られず乗り込んでいただろう。
「そーか。すまなかったな。手を煩わして」
「別に良いが、後の処理は頼んでいいか?」
「ああ、警備隊にこいつらを受け渡しておく」
「じゃ、任せたぞ〜」
その言葉を言い残すと目の前から姿を消した。
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