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「そこで早速、本題に入るのですが。実はこの件で各所の実力者を招集し会議を開きましてね、3日後犯人を総力戦で捉えようという話になりました。犯人は上層階に居るものしか襲って来ませんのでこの作戦に参加するもの以外は一旦下層に移動してもらい上層階には手練れのみを集め犯人を撃つことにしたのです」
「3日後なのは、先住民や関係ない人達を移動させる猶予って所か?」
「ご名答です。流石氷雨さん」
「パチパチ」
手を叩かず口でパチパチと発する女。
「その間に辻斬りが来たらどーすんだよ?」
「ですので今警備隊とギルドが結束し、先住民と無関係な移住民の保護に努めております」
お陰で寝不足ですとごちる雲筋。
「大変だなーお前らも」
「何を言っているのですか氷雨さん。今回の作戦に氷雨さんも参加するのですよ?」
「パチパチ」
「はっ?」
「この塔屈指の実力者が参加しないでどうするのですか。そもそも集会も呼んだのに私のメール無視しましたよね?」
「あーなんか来てたよーな?」
ウンスジ野郎からの連絡なんてどーせ、大した事ないだろと中身も読まずに捨てたメールがあったなーと遠い目をして思い出す。
「だから、こうやって私達が足を運んだんですよ」
「……マドレーヌもっと食うか?」
「はい、喜んで頂きます」
「食べる」
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