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111.
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「凄い」
「やはり私達の出る幕はありませんでしたね」
「お前らちょっとは手伝えよ」
気分屋でお茶を楽しんだ後、早速氷雨のフロア攻略に勤しんでいた。仕事柄塔のあちこちの警備をしなくてはいけない雲筋と那智は、既に最新フロアまで攻略済みである。
階層が上がるにつれボスの実力も上がっていくのだが、一瞬にして氷雨が倒していく。
半日で111階までクリアしてしまった。3人は112階フロアに着くともう陽も傾き始めたので宿を探し始めた。
「全然人いねーなー」
「今回の件で人を移してますからね。ここに住んでいた者達は、110階より下に移動してます」
経営している宿が少ないが、実力者達が上層階に集まっている為宿は満室ばかりだ。空いている宿は、値段が高い高級宿ばかりであった。
「お前ら金もってんだろー?経費で宿代落とせねーのか?」
「落とせますがあくまでも私と那智の分だけです。氷雨さんは自腹になってしまいますね」
「ケチケチすんなよー。俺の分も払えよ」
「シングルベットの部屋に私と一緒にになりますが宜しいですか?」
「よし、野宿すっかー」
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