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「3人負傷者が出たって事は後27人って事か?」
「はい〜今はお手伝いの方もいるので人が多いですが、明日の作戦の際は本来のメンバーのみでの戦いとなります〜」
30人より明らかに多い人がいた訳は、作戦メンバーの知り合いなどが手伝いに来ていたからの様だ。
「因みにいつ、どこの階で辻斬りにあったんだ?」
「今日の午前中、110階フロアですね〜」
「はえーな」
氷雨が謎のマント男に会ったのは3週間前位であった。なのに、もう110階まで来ているとは驚異のスピードであった。
「全く俺たちが何十年も掛けてここまで来たと言うのに、新人ルーキーがあっさり追いついてくるなんてなー。自信なくしてしまうなぁ、がはははは」
聞き慣れた声がして振り向くと希望の光団長のソルビルと副団長の優人、メンバーのアシュビとハンナがいた。
「やぁ、氷雨くん。やっぱり君も来ていたんだな!」
太い腕を上げながら近寄ってくる。
「お前らも呼ばれたのか?」
「俺たちは塔攻略の先鋭部隊だからな」
トップレベルの希望の光のメンバーが来る事は薄々感づいていた。3週間ぶりにあったメンバー達は元気そうであった。
「人数も増えてきましたし、宿に移りましょうか」
雲筋の一声の元、煉瓦造りの宿に全員で向かう。今回の作戦の為、全室貸切となっていた。
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