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いつものホテルで1
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先導させて近くにあったホテルに入る
フロントには部屋を決めるタッチパネルがある
「取りあえず拘束出来る部屋がいいな」
とSM仕様の派手な部屋を選ぶと隣で涼太が息を飲んだのが分かった
カウンターでスタッフからルームキーを受け取る時にスタッフと話したが男ふたりでも変な顔をされないものなのか
特に気にした様子もなさそうだ
部屋のルームキーとプラチナ会員限定のオマケらしいグッズが入った袋を貰って歩いて行くと後ろにいた涼太が隣に並んだ
「馬鹿じゃねぇの」
「何が?」
本当に何か分からなくて聞き返す
「拘束ってお前、」
「あー、暴れられると困るからな」
そう答えると何か言いたげな顔をするが、人とすれ違ったため押し黙った
部屋に入ると黒と赤に統一されたなんとも派手な部屋だった
「俺ラブホって初めてだ」
ついそう呟くと
「は、その年で?」
と馬鹿にされた
「失礼な、妻がい…たが今日離婚届けを出して別れた」
「何それ」
「ノンフィクションだからな」
見渡すと、ベッドの四つ角に長さを調節できる手錠が付けられていた
涼太の腕を引っ張りベッドに押し倒してその上に乗る
「なっ、にすんだっ、やめろっ」
ベッドの上側に付いている手錠を伸ばし両腕を拘束する
これで逃げられないだろう
「クソっ、やめろっ、変態」
「あー、疲れた、ほんと疲れた」
ベッドから降りて赤いソファに座る
「まぁ、男経験もあるからやれないこともないけど、お前に手を出す気は無いから安心していいよ。なんか期待してるかもしれないけど」
「なら、これは何なんだよっ!」
じたばたと暴れる音が後ろから聞こえる
これ、とは拘束のことを言っているのだろう
「んー、お仕置き?」
「んだよそれっ!」
さらに、ガチャガチャと手錠を荒く動かす音が聞こえるが外れはしなかった
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