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アレンの戻れない生活
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俺はこの初めて会った人魚から酷なことを告られた
まぁ、いきなり告げられた訳ではなくお互いの自己紹介から始まったのだが。
この人魚の名前は レイ と言うらしい。
ちなみに男だ。
そして、さっきユーフェミアと呼ばれていた女性とは姉弟らしい。
道理で似ている訳だ…
だが何か引っかかる……
あっ、
「何でユーフェミアは人なのにレイは人魚なんだ」
と、何の躊躇いもなく聞いてしまった。
すると、2人とも悲しそうな表情をしている。
考えが浅かったようだ…
謝罪の言葉を口にしようと口を開きかけた時
レイが話し始めた。
レイは元は人の姿をしていたらしいが、
ユーフェミアの魔法が暴走した時に人魚になってしまったらしい。
ユーフェミアは暴走が原因で声を失ってしまった。
レイの方は体が人魚になっただけで魔法が使えるらしいが、どういう訳か元の姿に戻ることができないという。
俺は話を聞いた時言葉を失った。
が、言葉を失うにはまだ早かったようだ。
そう、この2人の姿を見てしまった人間は生きて元の世界に帰ることができないらしい。
というのも、彼女達を目にした人間は魔の世界に連れて行くことを掟で決められているそうだ。
連れていく時は人間であった時の記憶を封印されるらしい。
ここまでの話を聞き俺は眠りに落ちた。
俺のお母さんや弟に別れを告げることなく…
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