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プロローグ
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成績優秀、容姿端麗。高嶺の花として、
周囲に扱われていて、同じ男なのに誰よりもキレイだったクラスメイトが、愛しのあの子が、
春休み明けからマスクを外さなくなった。
「突然花粉症になっちゃって」
あれ?もう夏だけど…
「鼻水が酷くて恥ずかしいんだ」
一日中見てるけど、鼻かんでないよな?
「ハ、ハウスダストがだめで…」
ここ、掃除したばっかで埃一つ落ちてないよ?
嘘を重ねる彼は、醜形恐怖症だった。
「薫くん、どうして僕ばかり構うの…?」
それから、それから、それから。
醜形恐怖症の彼は、いつも言う。
「マ、マスクは外せない、怖いんだ」
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