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イかせてやらねえよ-3
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百瀬は嬉しくて仕方が無いといったふうに微笑むと、更に唇と舌に力を入れて口淫を続けた。
初めてされた時のぎこちなさとは違い、熟練の技のように披露されると、こいつの上手さに腹を立てる自分がいて、もしかしたらこの快感を他のやつも味わったことがあるのかも知れないと想像し、胸が痛くなった。
その時ふと兄の顔が頭に浮かび、いけないことをしている気分になった俺は一気に頭が冷えていった。百瀬の艶やかな後ろ髪を掴むと乱暴に引っ張って、ねっとりと絡みついている俺の股間からやつの顔を引っペがした。
「いたっ、んあああああ。今刺激を与えたら、ああああ!」
髪を引っ張られた痛みが良かったのか、騒がしい声を上げてイッてしまったみたいだ。
こいつのスラックスの中は毎回大変な状態になっているんだろうな、と思わずじっと見つめていると、ムクムクと布を押し上げてすぐに復活させてしまった。
百瀬の股間は膨らみからするとかなりデカい。そして復活が異様に速い。
「なんで……途中で止めるんだよ」
髪をかき上げながら文句を言う百瀬が、まるで情事の後のような気だるさで酷く色っぽく、力なく続きの動作を懇願する顔を見ると俺の中に悪戯心が湧いて来た。
「お前……随分と慣れてるじゃねえか。涼しい顔をしながら、影では何本も咥え込んでいたのか?ぁあ?」
ニヤリと笑いながら前髪を強めに掴み、ぐいっと後ろに反らせると、百瀬の顔に朱がさしてだらしなく開いた口元から荒い息を吐き出し、次を期待している視線とぶつかった。だが俺は性格が悪い。
「何を期待しているんだ?何もしねえよ……はい、終了」
パッと手を離すと百瀬は驚きのあまり固まってしまった。瞬きを何回か繰り返すとハッと我に返ったようで、俺の腰にすがりつき、腹に顔をぐりぐり押し付けてきた。
「佐藤、このタイミングでストップだなんて……やっぱり君は……素敵すぎるよ」
「なっ!?何お前、喜ぶところじゃねえだろ」
「佐藤に射精管理されてるみたいですっごく興奮する。ハァ……たまらない」
今更だがこいつは何をやっても喜ぶ筋金入りのM男だった。足先で確かめると、やつの股間はまだしっかり膨らんだままだ。
「じゃあ管理してやるよ。今日はもう出すな、絶対に出すなよ」
「ぐぬぬ。う、嬉しいけど……でも流石にそれはつらい。佐藤」
情けない顔で訴える姿がなかなか可愛いと思える俺もかなりの変態だろう。百瀬の頬をするっと撫でると、緩んだ腕を引き剥がし、下半身を正してさっさと自室へと向かいながらおやすみと告げた。
「言っておくけど、俺がフェラしたのは佐藤が初めてだし、ほかのやつのを咥えた事なんて無いからな!!」
その叫び声と内容に満足した俺は、振り返りもせず「へぇ」とだけ答えておいた。
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