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このドアを開けたらみんなどんなふうに俺を見るんだろう
そんなことを考えていればやっぱり教室には入れない
思い出すのは那々瀬のこと
「あれ?沙加美何してんの?」
ビクッ
「づっちーおはよ...」
「うん、おはよ」
あれ?
いつも道り...だな
結局那々瀬の従兄弟さんはバラしていないようだった
よかった...
「ねぇ、今日食堂行かない?」
「え?お前昨日ラブレター貰ってたじゃん」
「断った」
そう言いながら俺の頭を撫でてくる
いつもそうだ
モテるくせに全部断りやがって
「なーに?俺がモテルからしっと?」
くっそー
俺だっていつかモテモテになるんだからな
「ちげーし」
俺はそんなことを隠して返事をした
「あ、今日お前の部屋泊めてくんね?」
「無理無理ふたり部屋になったし」
「じゃあその子に電話して確認してよ」
まじかぁ...
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