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埃っぽい部屋
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凛side
俺は、酷い身体の疼きと暑さで目を覚ました。
見慣れない薄汚れた天井、埃っぽい室内、ダイ〇ーなんかで売られているようなちゃちなランプ、破れたベッドに縛られ強制的に仰向けにされた自身の体。
部屋を一周目線だけで見回した俺は、自身の状況がどういうものなのかを察してヒュッと喉を鳴らした。
「・・・・あ・・・ぅ」
ガチャガチャと自身の拘束具を外そうともがいてみるが、簡単には取れそうにない。
「おはよう、目が覚めたみたいだね」
拘束具に目を移し、必死でガチャガチャと拘束具を外すことに集中していると急に声を掛けられた。
「・・・・・っっ」
顔を上げると、にっこりと微笑む楽の顔があった。
「・・・?!?!」
俺はワケがわからなくて、混乱した頭で考える。
コイツがヤバいのは、噂や情報で知っている。だけど・・・何か気に障るようなことまではしてないはずだ。
距離は少しずつ縮めるつもりだったし、コイツがこんな奴でもちゃんと受け入れるよう努める覚悟だった。
眠らされた・・・んだよな??どうして、どうして・・・なんでこんなことになるんだよ。
俺は息を荒げながらも、冷静になろうと焦る。
「あぁ~、混乱してるみたいだね??じゃあ簡単に説明するよ」
楽はヘラヘラと笑いながら、俺に微笑みかけ、すぐ傍の台に置かれたナイフを手に取り、喋り始める。
「俺ねぇ・・・りんちゃんが、俺を好きっていうのはぶっちゃけ別にどうでもいいんだ」
「え・・・」
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