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身バレ
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「ねぇ尼野くん、尼野くんってさぁ・・・どういう気持ちで指示・・・」
俺はそう言いかけて、固まった。
拘束をといたりんちゃんが、俺の腕を掴んでいる。
「・・・・は?」
次の瞬間、俺は地面に押し倒された。
「・・・・・え???」
俺は状況が飲み込めず、とりあえずポケッとしながら俺を押し倒したであろうりんちゃんの顔を見る。
「今、尼野って言った」
りんちゃんはゼェゼェしながら、俺に言う。
「・・・・・・・うん」
俺は返答に迷って頷いた。
終わった、色々と終わった気がする。
一応手に力を込めてみたが、びくともしない。
『・・・はぁ』
ピアスから尼野くんのため息が聞こえる。
俺は焦って笑った。
「あはは、君が仲のいい友達の名前も・・・尼野くんだっけ?奇遇だね」
流石に無理があるだろうか。
というか俺、無事でいられるだろうか。
「・・・静夏、通話してるのか、聞こえてるのか?」
りんちゃんはキレた声で俺に尋ねる。
『・・・』
尼野くんは何も言わない。
俺は冷や汗をたらしながら、とりあえずニコニコと笑う。
「なんで・・・・ぐっ‼」
次の瞬間、目の前でりんちゃんがぶっ飛んだ。
「え」
俺は二度目の驚きで固まる。
「あま・・・え、え・・・?」
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