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慣れない
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尼野くんは口を離して、そう言う。
ゆっくりと細められた目は、俺の好きな目だ。
「うん、好きにして」
俺はヘラりと笑って言った。
まぁ多少痛くてもどうにかなるだろう。
「ローションある?」
「りんを脅した時の余りがある」
「あぁ・・あれね」
俺は並んでいたバイブまで思い出して、肩を震わせる。
尼野くん、アレ使うつもりかな・・・いや、でも初めてって言ってたし・・・使わない、よね。
ローションを枕元の棚から取り出す尼野くんを見ながら、俺はズボンを降ろす。
「えぁ・・・」
そのままローションを持って近寄ってくる尼野くんに、俺は少し驚いた。
「何?」
「俺、自分でほぐせるよ・・・えっと、あの・・・いいの??」
「・・・?」
尋ねると、首を傾げられる。
「・・・?」
一緒に首を傾げると、無言でトレーナーを脱がされ、ころりと押し倒された。
「っ」
額にそっとキスを落とされて、俺は身体をすくめる。
「・・・くすぐったい」
そういうと、大きな手で頬を撫でられ、次は胸にキスを落とされた。
柔らかくて軽いキスだ。
そうか、彼が首を傾げたのは、いきなりほぐす流れにいったからか。
一般的にこういう行為は前戯から入るモノなのだろう。
『なんか、慣れない・・・胸がぞわぞわする・・・』
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