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2次元みたいに上手くいかない現実
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レトルトside
皆さんはラッキースケベという言葉をご存知だろうか。
ラッキースケベとはラノベ界では欠かせないものだと俺は思う。
ラッキースケベ、それは
決して意図的にでは無く、自分のドジで可愛い女の子に変態行為をしてしまう事である。
例えば
つまずいて転び、女の子のパンツを見ちゃった!
手を動かしたらたまたま女の子のおっぱいが当たってしまった!
ドアを開けたら女の子が下着、もしくは全裸姿だった!
と言う、普通ではありえないものである。
そう、これは男子の誰もが心のどこかで望んでいる。
男なら夢見るシチュエーションだ。
勿論、男である俺、レトルトも望んでいる。
しかし!
俺の場合はラッキースケベをしたい相手はやわっこい女の子では無い。
じゃあ誰かって?
「あ" 〜… だりぃ、、はよ…」
遅刻寸前に入ってきたのは無駄に背の高い"イケメン"。
少しくせっ毛の傷んだ赤髪や、目つきの悪い血のような淀んだ瞳は威圧が半端じゃない。
きっと制服を大切にしていないのかヨレヨレの制服姿を身にまとったヤンキー。
そう。
彼、
彼こそが
俺がラッキースケベをしたい相手。
「キヨくんおはようさん!」
俺はキヨくんの元に駆け寄りわっ!なんて言って躓いたフリをする。
しかし瞬時に避けられた。
こうして俺のラッキースケベは終わった。
「何してんの?www馬鹿なの?www」
キヨくんの笑顔が見れたので悔い無し。
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