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高見先生と伊藤先生が他愛ない話をしていてそれを無言で聞いている僕
なんなんだろうこの空間は、早く迎え、来ないかな
そんなことを考えていると保健室の扉が勢いよく開かれた
なんだかデジャブだなぁ
「空!海は!?」
「母さん、今は寝ていますから」
静かにして、と言う代わりに人差し指を鼻の前へ立てて良くあるシーっという仕草をした
小さい子へするジェスチャーだったからか母さんの怒りを買ってしまったのか、顔を真っ赤にしてこちらへ大股で歩いてきた
あーあぁ、綺麗に整えた髪が逆立ってますよ
と考えていると頬に強い衝撃
いわゆるビンタをされた右頬を触ると少し濡れた感覚がして、指先を見ると血がついていた
爪が当たったのかな、なんて思ってただ見ていた
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