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「あぁ、海!よかった、海、怖かったわよね
家に帰りましょう」
「うん…あれ、空は?」
「空?あぁ、空はまだ授業を受けなくちゃいけないから、先に帰りましょう」
「分かった」
そんな会話が聞こえてきた
よかった、今の僕は打たれて酷い顔をしているだろうからあまり海には見せたくなかった
怖がらせてストレスにはなりたくないし
「じゃあ空、私たちは先に帰るわね」
「はい、母さん、海。気をつけて」
できる限り普通に声を出したつもりだったけど、やっぱり違和感があったのか海が部屋を出ていく瞬間こっちを見た
酸素が足りなくてあまり力が入らなかったけど、立っておいてよかった
普通に見えたかな
ピシャリ
扉が閉まる音がして身体から力が抜けた
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