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「あれ…ヒロ、さん…」
目を開くと眩しい照明と心配そうにこちらを伺うヒロさんの姿だった
ヒロさんと会うのはなんだか久しぶりで新鮮だった
「やっと起きた…ほんと、心配かけんな…」
「すみません…」
「いや、別に謝って欲しいわけじゃないんだよ
飛んできたから全然何もないんだ、一応祐介と伊藤先生にも連絡したからなんか買ってきてもらうつもり」
「そんな…今からでも断ってくださいよ!」
といったその時、激しく玄関の扉が開いた
そういえば鍵を締め忘れた
「空くん!」
「ばか、お前鍵開いてたからってインターホン押せよ」
「こんにちは…」
「もう!鍵開いてたよ!気をつけなきゃ!
ポカリと、これなら食べれるかなと思って全部の栄養取れるこの有能な豚しゃぶサラダと、熱はないって聞いてたけど一応冷えピタ
あと色々買ってきた!」
「すみませんわざわざありがとうございます」
「また倒れたんだってなあ、おまえ
自己管理がなってないんじゃないか?」
「返す言葉もないです…すみません…」
「今回は睡眠不足と水分不足、水分ちゃんと取らないとダメだよ」
「水分は…忘れてました、睡眠はまあ寝てるつもりなんですけどね、浅いんですかね…」
「そいつ寝てる間ずっと魘されてるんで、全然寝れてないんだと思いますよ」
「「え?」」
部屋の奥から聞こえてきたその声に、伊藤先生と高見先生の声が揃った
奥から素の姿の迅さんが出てきたのだ
2人とも見たことがなかったのだろう、開いた口が塞がらない状態だ
「俺、これから学校もこれで行くんで慣れてくれると嬉しいんですけど」
「そりゃあ無理な話だろ」
恐らく寮監であるヒロさんは前から知っていたのだろう、ケラケラと笑いながら野次を入れた
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