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「ねえ、り、つ…紅茶に、なにか入れた?」
「ごめん、こうするしか、なかったんだ」
どんどんと内側から尋常ではない熱が溜まっていく
暑くて、熱い
まさか、元恋人に薬を盛られるなんて、思いもしなかった
律は僕の息が荒くなってきたと同時に立ち上がり自室でカチャカチャと何やら作業をしている
結局何が目的なんだ、もう何も、考えられないくらいに、熱が脳を支配する
何も触れていないのに自分の性器が硬く立ち上がっているのに気づき、絶望する
程度なんて分からないけどかなり強い薬らしい
とにかく行き場のない熱を吐き出したくてそれ以外に何も考えられなくなった脳は正直に右手に信号を送った
もうすぐで触れる、というところで律が戻ってきて、また乱暴に僕の腕を引っ張って自室に連れていかれる
そのままの勢いで広いベッドにぼすんと、沈みこんだ
2台のカメラに背筋が凍った
もう何もかもが快感に繋がって馬鹿みたいに体がビクビクと反応する
僕に股がって顔を見下ろす律に、表情はなかった
「り、つ…い、やだ…やめよ…こんなの」
「おまえの、せいで」
「なにか、したなら…あやまる、から…ッは、ぁ」
「お前のせいで、お前がいなければ父さんにあんなこと言われることも、なかったのに」
無表情だった顔は悲痛に歪んだ
察するに、信じていた、尊敬していた父親が、何か悪事に手を染めたんだろう
そしてなにか、酷いことを言われた
…僕のせいで
「少しの間だけ、大人しくして」
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