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昔の夢10
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遥「ぃや…はぁはぁ…」
健吾「嫌じゃなくて気持ちいいでしょう?ふふ,可愛いな~」
遥「や!!…あっ……くっ…」
初めての快感,初めての支配,初めての行為。
頭ではダメだと分かっていても自身の中をぐちゃぐちゃにする指に全ての意識が集中する。
健吾「口を開けて?」
遥「や…」
健吾「遥,口を開けろ。お願いしてるんじゃない。命令しているんだ」
遥「ッッ…」
逆らうとこうして低い声と冷たい顔で静かに怒りを表す。…今思うととても支配のうまい人だった。
こうして僕がゆうことを聞かなかったら鞭を出す。
健吾「…」
遥「ん…ふぁ…」
口を開けると健吾の舌が口の中に入り込む。
口内をグチャグチャにし,どちらのか分からない唾液が僕の口端をつたう。
健吾「ふふ,偉いね」
遥「はぁ…はぁ…」
肩で息をする僕の頭を優しく撫でる。
言うことが聞けたら飴を出す。分かっていても逆らえない。
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麗目線
«ガラガラガシャン,ガシャン!!»
店内はもうグチャグチャ。
カウンターの中にあったお酒は床に割れて落ちている。店内の机や椅子は倒れ中には壊れたものもある。
壊した本人は今いつもの緩い口調から一変し焦りをあらわにして電話をしている。
深海「だから言ってんだろーが!!お前が欲しい情報をできる限り集めてやる!!だからさっさと遥の居場所を突き止めろ!!!!」
«ガチャン!!»
再び蹴った棚からまたお酒が落ちる。
遥がごみ捨てに行ってからもう2時間以上経過している。この付近を探し回ったが一向に見つからない。
瞬さんが遥にあげたGPS付きの服はそこのゴミ捨て場に置いてあった。そしてその服と一緒に
『お宅の遥くんを少々お借りします。心配しなくとも外傷は付けません。まぁ身体の方は美味しく食べさせていただきますけどね?』
そう書かれた紙があった。
麗「瞬さん,シンさんがあんなになるの俺初めて見たんすけど…」
瞬「あぁそうか。俺は今回で2度目だ。1度目はあいつの兄弟が殺された時。2度目はたった今見ている」
麗「…俺の方にも何も情報が入ってこないっすけど瞬さんの方には」
瞬「…もう少しであそこら辺にある防犯カメラの映像がハッキングできる」
麗「さすが」
深海「じゃあ頼んだからな!!…クソ!!」
«ガン!!…ガシャン!!»
瞬「もうやめろシン。遥が帰ってきた時ここ見てどう説明するつもりだ」
深海「そんなこと知ったこっちゃない!!今は何に変えても遥が無事でいること,ここに連れ戻すことだけ考えてりゃいいんだよ!!」
瞬「はぁ…これあそこにあった監視カメラの映像。ちょうど遥がゴミ捨てに行った時のな」
深海「…誰だこいつは」
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あのあとのことはよく覚えていない。
目が覚めた時痛む腰と中に何かがある違和感,そして誰もいない部屋に僕が1人だと言うことだけだった。
それだけで何があったかなんて大方予想できる。
あぁ抱かれたんだ…。
その現実だけが目の前にあった。
遥「ん…いっ」
痛む腰に鞭をうちベットから立ち上がる。
部屋の中にはなかったはずの机が置いてある。
その上には1枚の紙と横には服。
そしてチェーン付きの指輪が置いてあった。
ゆっくりと向かう。
『おはよう,楽しませてくれてありがとね遥。私からはひとつだよ。この指輪のネックレスを付けときなさい。命令だよ。約束守っていい子にしてなよ?』
そっと手の中にとった指輪には小さな文字で『K&H』と刻まれていた。
それを首にかけとりあえず部屋にあるお風呂に向かった。元々服を着ていないのでそのまま入る。
鏡に映る自分の姿は滑稽だと思った。
赤い華が咲き,歯形がいくつか残っている。
そのあとを消すように爪で引っ掻いたりタオルで擦ったりする。赤くなる皮膚を何度も何度も…。
そうすれば少しはマシになった気がした。
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