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病院4
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日比谷「俺をそこらの教師と一緒にするな」
遥「いてっ…」
デコピンを食らったおでこがヒリヒリと痛む。
信号で止まっていた車は青を合図に走り出す。
日比谷「森山,お前の前開けてみろ」
そう言われ助手席にあるBOXを開ける。
中には色々な物が入っていた。
そのしたの方にケースに入ったまま未開封の何かが沢山見える。
日比谷「それ,ピアッサーだ」
遥「ピアッサー?」
日比谷「はぁ…ピアスを開けるために使うんだ。
ニードルってともあるがあいにく俺はピアッサー派なんでね。
簡単に説明するとニードルは針になってて自分の力で差し込んでいくんだ。ピアッサーに比べてちぃと手間はかかるが場所がズレることもねぇし後々痛くもならねぇ…。
ピアッサーは見た通りコの字型になっててそこに開けたいところを挟む。ストッパーがかかってるからそこから力を込めるとストッパーが外れる。その勢いで開ける。」
ほうほう…。
ニードルはズレないものの自分の力で差し込まないといけない。
それに比べてピアッサーは勢いで開けるため簡単に空くけど後々痛くなるかもしれない。
ピアッサーを手に持ちながら裏に書いてある説明を読んでみたりする。
遥「…僕もピアッサー派ですね。ニードルって開けるのに時間かかりそう」
日比谷「もし開けてほしいなら開けてやるけど」
遥「…確かに自分でできるとは思いません。けどいいんですか?」
日比谷「いいんじゃね?そんなこまけぇことは気にしないたちなんで」
遥「開けたくなったら放課後に先生の所行きます」
日比谷「待ってる」
その後の帰り道では会話はなかった。
けど前まで感じていた不快感は感じなくなっていた。
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あの後先生は言い訳のため部屋まで着いてきてくれた。もう遅いということもありその日は寝たけど次の日,日曜日ということで皆が部屋に来た。
最初はすっごく説教じみたことを言われたけど心配してくれたということはすごく伝わってきた。
そして今寮の部屋にてくつろぎ中。
隆彦「お~,この梅昆布茶うめぇな」
遥「タカくんおじいちゃんみたいだよ?」
和也「ぷぷぷ,ジジィ」
拓也「ジジィは可愛そうだよ。そーゆー時はおっちゃんって言おうよ」
隆彦「お前らつくづく可愛げがないな~。オラッ」
和也「ちょっ,やめてよジジ臭くなるじゃん!!」
拓也「ほんとやめてよ!!」
じゃれてる。
犬2匹が遊ばれてる。
柊「はい,ココアとケーキ」
遥「ありがと…」
郁人「相変わらずの甘党だね…。見てるこっちが甘すぎて溶けそうだよ」
遥「美味しいよ?」
大輝「遥」
向かい側に座ってい大輝くんがじっとケーキを見てる。そーいえば大輝くんって卵焼きとか甘かったな。
遥「いる?」
大輝「あー」
それは入れろということだろうか…。
フォークでケーキを切り大輝くんの口に持っていく。
大輝「うめぇな」
遥「うん」
なんか鳥に餌あげてる感覚だな。
ほら親鳥が小鳥にアーンしてあげてる感じ。
というか見た目的に大輝くんって甘いものとかダメそうだけど結構好きだよね。
逆に可愛い見た目の双子くん達は甘いものが好きそうなのに苦いものとか辛いものが好きだったりする。
なんて言うっけ。
こういうの…なんか前に見たんだよなぁ。
うーん。
遥「あぁ,ギャップだ」
柊「?どうしたの突然」
遥「いや,見た目の割に甘いもの好きの大輝くんと見た目の割に苦いものとか辛いものが大好きな和くんと拓くん。なんか前に似たようなの見たなって」
郁人「あぁ女の子はギャップに弱いってよく言うからね」
遥「うん,僕な大輝くんのそーゆーとこ可愛いなって思う」
甘いもの仲間が増えるのは嬉しい嬉しい。
そこで会話を終わらせケーキを頬張る。
大輝くんがうつ伏せになって何かブツブツ言ってるのを横にい柊が肩を軽く叩き慰めてたのも,イクが苦笑いをしてたのも僕は知らない。
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